歴代の【スタジオジブリアニメ】一覧

この記事ではスタジオジブリの歴代のアニメをご紹介します。

スタジオジブリ 歴代作品一覧

思い出のマーニー(2014)

【監督】米林宏昌

ジブリ作品「思い出のマーニー」は、イギリスの児童文学「思い出のマーニー」を原作とする長編アニメーション映画です。
主人公の内気な少女・杏奈は、身寄りを亡くしましたが、親戚が誰も引き取らなかった為に施設で暮らしていました。
親戚達が杏奈の引き取りで揉める姿を見た事から、自分はいらない人間なんだと思うようになってしまいます。
さらに、養父母に施設から引き取られますが、養父が亡くなって養母と二人で暮らしていたある時、養母が杏奈に内緒で児童手当を貰っている事を知ってしまい、杏奈はお金が貰えるから自分を育てているのだと思い込んで養母を信じられなくなってしまい、人間不信になってしまいました。
ストレスによって酷い喘息を起こすようになった杏奈は医者の勧めもあって、暫くの間、自然溢れる養母の親戚の家に1人、滞在する事になりました。その地でも、人間不信の杏奈は人付き合いが上手く出来ませんでしたが、海辺にある湿地の屋敷に住んでいるマーニーと名乗る不思議な少女と出会い、交流を重ねて親友になりました。マーニーはふと目を離すと、次の瞬間には遠くにいたりと不思議なところがありましたが、杏奈とマーニーは毎日一緒に遊びました。

ある日、杏奈がマーニーの屋敷に行くとマーニーや屋敷の住人はおらず、屋敷の改修業者と、屋敷に新しく越して来きた家族しかいませんでした。杏奈が屋敷に近づくと、小さな女の子・彩花が屋敷から出てきてマーニーが書いていた日記を手渡されます。
この日記を切っ掛けとして、不思議な少女マーニーについての重要な秘密が明らかになっていきます。

かぐや姫の物語(2013)


【監督】高畑勲

昔ある山間の村落に竹を取って生活をする翁と媼が住んでいました。あるとき翁は光る竹を見つけます。その中にいた小さな女の子を翁と媼は我が子のように育てます。
あるとき竹の中から金や美しい衣を見つけた翁は天がこの子を姫として育てろといっていると考え、媼と姫を連れて都で暮らすようになります。教育係をつけて姫としての素養を身につけさせようとし、後に姫になよたけのかぐや姫と名をつけてもらうのでした。かぐや姫は皆で田舎暮らしをしていた時が本当は幸せだったと感じながら習い事に打ち込んでいきます。

しばらくして姫の噂は外に届くようになり、それを聞いた御門に訪問時抱きすくめられます。それがきっかけで「ここにはいたくない」と月に助けを求めてしまいます。そのことで月からの迎えが来るということ、それは避けられないことだと悲しみにくれます。8月15日の夜、月から天人たちは音楽を奏でながらやってきて屋敷に集まった武士たちを眠らせてしまいます。媼もかぐや姫の側にいましたが天人の前では無力となり、かぐや姫はそのまま月に帰ってしまいます。
スタジオジブリの高畑勲監督の集大成ともいえる遺作であります。見た人々の心の奥に響く作品です。

風立ちぬ(2013)


【監督】宮崎駿

飛行機が好きな堀越二郎は、幼少から飛行機に憧れそれは大人になってもそのままで、大学を卒業し飛行機を製作する企業に入社します。当時は飛行機は軍用ですが、いつかみんなが飛行機を楽しむことができる日もくると信じ仕事に打ち込みます。その最中、かつて震災の時に助けた少女と再開し、二人は結婚を近うものの、彼女の病気が発覚します。
戦争を目前にした昭和の時代に、飛行機作りに夢をかけた一人の男性と、病気と戦いながらもそれを支えた妻の物語です。
戦争に突入する時代に翻弄され、飛行機は夢を運ぶ楽しいものではなく、軍用として弾薬を搭載しますが、それでも作りたいものを作りたい、と没頭する一人の青年の行き着く先は、決してハッピーエンドとは言えないものの、心の師であるイタリアの飛行機製作者カプローニに支えられながら、どれだけ絶望的な状況でも夢を叶えようとすること、そしてその先にあるものはなんなのかを教えてくれます。
今とは全く違う昭和の時代を背景にしながらも、夢を追う若者や、男女の恋愛は今に通じる普遍的な感覚を共有していて、かつていた自分たちのような青年の思いがひしひしと伝わってきます。単なる戦争映画や悲恋の映画ではない、生きるというこを見せてくれる映画です。

コクリコ坂から(2011)


【監督】宮崎駿

東京オリンピックを間近に控えた横浜の街にある、歴史ある高校では、一つの問題が持ち上がっていた。戦前以来の伝統がある校舎を作り変えるか否かという、自分たちの「社会」に関わる問題に、学生たちは大いに盛り上がり、エネルギーを費やして、自らの「解放区」さえ構築しつつあった。
そんな活力溢れる学校に通う少女、海は、取り壊し反対のパフォーマンスを行っていた俊を助けたところを写真に撮られたが、それがきっかけで「名誉の負傷」をした俊の新聞作りを手伝ったりと徐々に仲を深めていく。
二人の間には甘やかなラブシーンは存在せず、より穏やかで確かな心の結びつきと、そして自らの出生にも関わるような、「秘密」の共有があるだけだった。
学生の自主性が大々的に認められつつあった戦後の一時期、管理教育やスポ根スパルタが全盛になるまでのごくわずかな間だったが、大学生のみならず高校生たちまでもが、自分自身で何が大事なのか、守るべきものは何かを考え抜き、しかし卑屈にも暗くもならずに青春を謳歌できた時代が確かにあった。本作の海たちの清潔さと堂々とした立ち居振る舞いはその当時の模範的な学生、あるいは当時の青春映画に出演していたスターを思わせる。校内を二分するような争いを真っ向から解決しようとする海たちの姿は本作のハイライトだが、同時に彼らの恋愛模様を端的に示しているとも言える。
決して今時とは言えないが、今の時代に必要な何かを海たちを通じて実感できる、そんな作品である。

借りぐらしのアリエッティ(2010)


【監督】米林宏昌
この世界には小さいけどとても賢い小人が住んでいます。その小人の暮らしぶりは…人間の家の床下などに隠れて暮らしながら、日々使うものを借りて生活しているのです。その名も『借りぐらし』 洗濯バサミで髪の毛を留めてやる気満々のアリエッティ。
ティッシュと角砂糖を借りるはずが、角砂糖を落としてしまい人間にバレてしまいます。その前に、アリエッティは勝手に外へ出かけて猫に追いかけられたり、人間の男の子にほんの一瞬だけ姿を見られていました。男の子の母親は、幼い頃に小人の話をよく聞かせていたようで『小人は本当にいたんだ!』と密かに喜びます。色々助けてあげたいけれど、人間を信用してはいけないとアリエッティはお父さんお母さんからキツく言われていて…

そんな時、同じ小人仲間と出会い『人間に見つかった』と引越しの準備をするアリエッティの家族。ちょこちょこと借り暮らしの手助けをするも、お手伝いさんに見つかる事態となりアリエッティのお母さんが捕まってしまいます。

小人と人間は仲良く暮らせないのか?見つかってしまったら、本当に危害を加えるのか?小人と人間に友情はないのか?協力し合ってクラス事は不可能なのか?
様々な思いが入り交じる中、アリエッティの取った行動は?!

崖の上のポニョ(2008)

【監督】宮崎駿

海沿いの漁村に住む幼稚園の男の子と、彼に助けられて魚の物語です。ポニョは海底に住む人面魚で、同じく海底に住む研究者である人間のお父さんと、海女神であるお母さんの間に生まれます。頑固で活発で行動力のあるポニョは、海で助けてくれた男の子、そうすけに再会するため、海から飛び出し津波を起こして人間になり、会いに行きます。

ポニョとそうすけの楽しい生活が始まりますが、それもつかの間、町では台風の影響で大津波が発生し、町は海に沈んでしまいます。そこから、そうすけのお母さんに会いに行くため、二人は奮闘します。ポットは不思議な力でおもちゃ船を大きくし、古代魚が泳ぐ町をおもちゃの船で進みます。
ちょっとたよりないけれど心やさしいそうすけと、活発で手のつけられない元気いっぱいのポニョが見ていてほほえましい作品です。そうすけのお母さんが働く老人ホームにいる、偏屈なおばあさんトキさんとの交流はほほえましく、海に沈んだ町ではしゃぐおばあさんたちはとても可愛らしく描かれており、絵本のような世界が広がっています。
それでもそこはさすがジブリなので、ポニョとそうすけの大きな決断には、こちらも嬉しくて涙してしまいます。ポニョという一人の女の子の行動力と元気が印象的なアニメです。

ゲド戦記(2006)


【監督】宮崎吾朗

「ゲド戦記」の舞台は均衡が崩れた世界。その中で職人は技を忘れ、人々は希望もなく、路地にはハジアという麻薬におぼれた人で溢れ返っていた。それは王子・アレンにも影響を与えていた。アレンは世の中や自分自身に対して不安でいっぱいだった。その不安に押しつぶされそうになり、自分が何をしているのか解らないまま、尊敬していた父親を刺殺してしまう。アレンはその場から逃亡し、ハイタカ (ゲド) 出会った。

魔術師であるハイタカは何者かが己の利益のために魔術を用い、結果世界の均衡が崩れていると考えていた。ハイタカは世界の均衡を元に戻すためにも、世界の均衡を崩した人物を探すために旅をしていたのだった。ハイタカはアレンもまた闇に呑まれていることを察知し、彼も同伴させる。そこから、アレンとハイタカの冒険が始まった―。

この映画はアーシュラ・K・ル=グウィンの小説「ゲド戦記」を原作としている。しかし原作と異なる部分も多いため、読んだことがある人でも原作との違いを楽しむことが出来る。この物語の主題は「影との闘い」である。希望がなくなった世界の中で自身の抱える闇に呑まれながらも、それと闘い続ける姿勢がこの物語では描かれている。周囲の人の光のような生き様に触れ、助けを借りることによりアレンは自身の闇を打ち破れるまで成長していく姿が見所である。

ハウルの動く城(2004)


【監督】宮崎駿

華やかで可愛い妹とは違い、冴えない容姿に可愛くない性格のソフィー。両親から譲り受けた帽子屋でこつこつ仕事をしているのが大好きでした。そんなソフィーはある日困っているところを、美しい顔立ちの青年・ハウルに助けてもらいます。

ほんのつかの間、素敵なデートをする二人でしたが、その為に荒野の魔女に目をつけられてしまいます。荒野の魔女の呪いにより、ソフィーはしわくちゃのお婆さんになってしまいました。家にも帰れなくなりさ迷うソフィーは、不思議なカカシ・カブによって、荒野を歩く「動く城」と出会います。それは、先ほどの青年ハウルの動く城で、その城の動力は火の悪魔カルシファーのものでした。カルシファーは、現状に不満を感じており、ハウルとの契約を解いて欲しいとソフィーに頼みます。

不思議な縁のもと、お婆さんになったソフィーは、ハウルの動く城の掃除婦として、彼らと住むことになりました。最初は素敵に思えたハウルですが、実生活になるとまるでダメで、そんなハウルの世話をソフィーは焼くはめにもなります。大変でもにぎやかで楽しい生活を送るソフィー達でしたが、戦争が始まったことで事態が変わります。王の魔法使いのマダム・サリマンからの招待が、彼らを運命を翻弄しはじめます。

ギブリーズ episode2(2002)


【監督】百瀬義行

「ギブリーズ episode2」は、2002年に「猫の恩返し」と同時上映されたスタジオジブリが製作した短編アニメーション映画です(episode1にあたる短編アニメーション作品は、2000年のスタジオジブリTV特番用に製作された作品である為、本作がギブリーズ初の映画作品となります)。
西村雅彦さん、鈴木京香さん、古田新太さん、斉藤暁さん、篠原ともえさん、今田耕司さん、小林薫さんという豪華メンバーがキャスティングされた事でも有名な作品であり、第20回ゴールデングロス賞最優秀金賞を受賞しています。
ストーリーは、スタジオギブリという架空のアニメーション製作会社で働く普通の人々(通称、ギブリーズ)を主人公としたオムニバス形式の作品となっています。
普通の人々の普通の生活のほんの一部分を切り取って、普通の人々を一瞬だけ主人公にする事をテーマとしています。
ストーリーは、職人気質なカレー店主と3人のギブリーズとの対決を描いた「カレーなる勝負」、人生で一度しかない初恋を情感たっぷりに描いた「初恋」に、お昼・ダンス・美女と野中(やじゅう)・エピローグという4つのショートストーリーを加えた、計6本のストーリーで構成されています。

猫の恩返し(2002)


【監督】森田宏幸

普通の女子高校生の吉岡ハルが主人公です。ある日トラックに轢かれそうになったプレゼントを持った猫を助けた事で次の日から何故か身の周りで不思議な事が起こり猫の国へ招かれる事になります。そこで猫の国から元の世界に戻る為に繰り広げられる冒険ファンタジーです。
女子高校生の吉岡ハルが助けた猫の名前はルーンと言って猫の国の王子様だったことで猫の国に招待されます。如何したらいいか悩んでいると何処かから優しい声がして猫の探偵社へ行けば助けてくれると言われて白い大きな猫のムタに出会い猫のバロン男爵の元に行き相談していると何処かから沢山の猫達が現れて吉岡ハルを連れて猫の国へ連れて行かれその後を男爵が後を追いかけて行きます。
猫の国ではハルは人の姿から猫のような髭と耳に変わってしまいます。そこで昔助けた事のある猫のユキと知り合い猫のムタと一緒に猫の王様の所へ此処でハルの為にパーティーが開かれます。猫の国に留まると猫になってしまう事を知ったハルは男爵と猫のムタの助けを借りて猫の国から元の世界に戻る為に高い塔を目指し迷路を攻略したりしながら日が暮れる前に塔の上に行き元の世界に帰りますが空中から真っ逆さまに落ちて行くハルと男爵とムタを沢山のカラス達が群れを成して道になりその上を歩きながら降りて行き再び何の変哲も無い日常生活に戻る冒険ファンタジーです。

千と千尋の神隠し(2001)


【監督】宮崎駿

どこにでもいそうな、いたって普通の10歳の女の子・千尋がある日両親と新居に引っ越しで向かう途中、ある不気味なトンネルを見つけます。両親と共に千尋もトンネルを抜けると、そこには無人の食堂に様々な食べ物が並ぶ異様な光景が広がります。両親は千尋が止めるのも聞かず、食堂に並ぶ食べ物を無断で食べ始めてしまいました。その後、両親は何かに取り憑かれたように食べ続け、両親は豚に姿を変えられてしまいました。

驚いた千尋はあたり見渡し帰り道を探そうとしますが、見つかりません。パニックになっていた時にハクという少年に会い、ここは人間が来てはいけない神々が住む世界だという事を教えてくれ、千尋を助けるために、この世界で千尋がどうすればいいかを教えてくれました。助かるためには、「湯屋」という所で「仕事」をもらい「働く」事。湯屋の主人である「湯婆婆」に仕事をもらえるように会いに行く事だと教えてくれました。
ハクに助けをもらい、色々な障害を乗り越え何とか湯婆婆に会う事ができた千尋は湯屋で働かせてもらうよう懇願し、なんとか許しをもらいましたが、その代わり湯婆婆に千尋と名前を奪われ、「千」という新たな名前で湯屋で働くことになりました。
普通の女の子千尋が、元の世界に帰るため、両親を元の姿に戻すため、様々な人の力を借りながらも湯屋の中で働き、少しづつ成長していくお話です。

ホーホケキョ となりの山田くん(1999)


【監督】高畑勲
「ホーホケキョ となりの山田くん」は1999年のスタジオジブリによる長編アニメーション映画です。
1991年から朝日新聞で連載されている4コ漫画「となりの山田君(のち、ののちゃんに改題)」を原作としており、ウォルト・ディズニー・ジャパンが大傑作ジブリ映画「もののけ姫」を上回る出資を行った事でも知られています。
ストーリーは原作4コマ漫画の話を繋ぎ会わせたオリジナルエピソードとなっており、庶民的な山田一家が繰り広げるほのぼのとした日常生活をオムニバス形式で描いています。
ストーリーに壮大なテーマや大きな流れがなく、山田一家のごく普通の平凡な日常生活・日常風景を数本の短編エピソードを繋げて描いている為、どこから見てもストーリーをすぐに把握して楽しめる映画となっています。
本作は、水彩画のような手描き調の柔らかい絵のタッチで映像を仕上げている事に大きな特徴があります。デジタル彩色ながらも、通常の3倍となる約17万枚もの量を作画する事によって手描き調の映像を実現しました。これによって絵に暖かみが生まれ、ストーリーの「ほんわかさ」がより強調される事になりました。
音響にもこだわっており、ジブリ作品としては初めてとなる映画用デジタル音響システム「DTSデジタルサウンド」を採用しています。

もののけ姫(1997)


【監督】宮崎駿

東の国の部落に住むアシタカは、平穏な暮らしを送っていた。そこに突如やってきたのは「祟り神」。祟り神は猛獣とも何とも形容しがたい姿で、アシタカに呪いを与える。呪いを受けたアシタカは将来部落を背負う若人として期待されていたが、呪いを受けたことで部落を出ることになる。占いで出た結果には遥か西の国よりその祟り神がやって来たという。アシタカはその呪いの元凶を探るために、西の国に向け旅立つこととなる。

旅を続け、西に進路を取る途中、地侍たちの戦などに遭遇するが、呪いの力により幾度の危機を乗り越える。その呪いの力を使うたびに呪いの力に自分が支配されていくことに気付いたアシタカは、呪いの元凶を見つけることで呪いを解くことができるかもしれないと信じ、更に西へと歩を進める。西の国に近付いた頃、手負いの人間を救いある森を通り、その手負いの者の国へとたどり着く。その地は「タタラバ」と呼ばれる土地で、山を切り開き鉄の採掘・錬成所として生計を立てている国であった。タタラバでは日夜、森に棲む生物たちとの争いに苛まれていたが、そのタタラバを統率するのが女当主である「エボシ」であった。

エボシは石火矢と呼ばれる鉄砲を作り、地侍や森に棲む生物たちの争いに備えていた。そんな折、タタラバにやって来たのは森を守る山犬である「モロ一族」と、そのモロ一族に赤子の頃から育てられた人間の「サン」。この「もののけ姫」ことサンは森へ侵攻するエボシ率いるタタラバの面々を滅ぼすべく、幾度となく戦いを仕掛けてきた。もののけ姫が人間であるということを知ったアシタカは、不要な争いを避けるべく、エボシともののけ姫の間に入り、戦いを仲裁する。

いつしかアシタカは森の生き物と人間が共存する道を探るようになっていたのだ。そんなアシタカの願いとは裏腹に争いは激化していく。森を守る為、西の国よりも更に西方からやってきた「オッコトヌシ」率いるイノシシの群れが人間に戦いを挑む。そんなイノシシの群れを迎え撃ち、更に森の守り神である「シシガミ」の首を狙い森に入るエボシたち。エボシの留守を狙ってタタラバを襲う地侍たち。至る所で争いが繰り広げられる中、すべての争いを止めるべく奔走するアシタカともののけ姫のサン。アシタカとサンは全ての争いを止め、平穏な生活を取り戻すことはできるのだろうか。そして、アシタカが受けた呪いは解けるのだろうか。

耳をすませば(1995)


【監督】近藤喜文

図書館で本を借りて、読書をすることが大好きな月島雫。雫は借りた本の貸し出しカードにいつも天沢聖司という名前があることに気付き、自分よりも先に本を借りている彼のことが気になり始めます。
ある日ベンチに借りていた本を忘れてしまったことを思いだし、取りに行くと一人の少年が雫の本を読んでいました。その中には雫が訳詞をしていたカントリーロードの詞がはいっており、その少年に詞の内容をバカにされます。なんて嫌なやつと思いながら本を取り返す雫。彼が憧れの天沢聖司とも知らずに…

いつものように図書館に向かう途中、ある一匹の猫を追いかけて素敵なお店を見つけた雫はまたあの嫌な少年と出会います。彼はこのお店の店主の孫であることを知り、この事がきっかけで二人の距離はどんどん縮まっていきます。

そんな中彼の正体があの天沢聖司であることが分かり、自分と同い年でありながらバイオリン職人という大きな夢を持っていることを知ります。イタリアへの留学も決まっており、雫は自分の進路や目標を真剣に考えるようになります。

雫はどんどん先に進んでいく聖司に対して焦りを感じ、自分も以前からから書いてみたいと思っていた小説を一つ完成させることを目標に動き始めます。それぞれの夢や目標に向かって進み始める中、二人は互いに思いを寄せ仲を深めるのでした…学生時代の青春ラブストーリー、見ると懐かしい気持ちを思い出すそんな作品です。

平成狸合戦ぽんぽこ(1994)


【監督】高畑勲

平成狸合戦ぽんぽこは人間が次々と森林を伐採していき狸の住処や居場所をどんどん奪っていき狸が落ち着いた生活をするためにはどうしたらいいのかと真剣に悩み考え行動をし、本当に自分達人間は色々な生き物の住処を奪ってきているんだなーと実感させられる作品です。狸はよく人を化かす天才と言いますが、中には化かすのも苦手な狸がいてそこは動物も人間も皆得意、不得意があるんだなと感じることができる作品です。

狸同士の恋愛から狸が必死に生きようとしている様が本当に上手に描かれていて夢中になる事間違いないです。途中狸がゴミ箱から人間が廃棄したハンバーガーを取ってくるシーンがありそのハンバーガーを食べている狸を見ると思わずハンバーガーが恋しくなる感情にもなります。

また最初は狸同士の合戦で餌場や縄張りを巡っていたが次第に人間の行動がどんどん自分達の住処を奪っていき狸達も黙っていられずに人間と戦う事を決意し必死に化学の勉強に専念します。ある狸達は人間の工事を妨害したりして自分達の恐ろしさを人間に分からせようとしたりします。また次第に狸と人間達の争いが大きくなっていきましたが、最後は狸達が人間に負けてしまいます。

しかしある人間が山で狸達の言い分を聞き入れ山はなんとか少しは緑を残してもらい、狸達の平穏な日々が戻りました。またある狸達は化けながら人になりきり社会で生活したりと本当に涙あり笑いあり感動ありの作品です。

紅の豚(1992)


【監督】宮崎駿

作品の舞台は第1次大戦後の世界大恐慌の頃のイタリア、アドリア海です。主人公は豚の姿をしたポルコ・ロッソ。飛行艇乗りで、真紅の飛行艇が愛機です。飛行艇を乗り回す海賊ならぬ空賊たちを相手にする賞金稼ぎをしています。ポルコはもともとイタリア空軍のエースでしたが、戦争後退役して賞金稼ぎをしています。なぜ豚の姿なのかはわかりません。
このポルコを目の敵にしているのがマンマユート団と呼ばれる空賊で、彼らはいつもポルコにやられてばかりです。そんなこともあってマンマユート団が打倒ポルコを目指し、助っ人を依頼したのがアメリカ人のカーチスです。カーチスとの初戦、ポルコは破れてしまい、ポルコの飛行艇も撃墜されてしまいます。飛行艇を失ったポルコは昔なじみのミラノにあるピッコロ社に新たな機体の作成を依頼します。

そこで飛行艇の設計を任されたのがピッコロの孫で17歳の少女フィオでした。ポルコはフィオがあまりに若く、女の子でもあったので愛機設計を任せることをためらいましたが、フィオの情熱に負け、愛機を任せることにしました。
イタリアの政権にも目をつけられていたポルコは、ミラノでもイタリア政府の手のものに付け狙われますが、ようやく愛機も完成し、間一髪のところで政府の追ってから逃れるためにアドリア海へ出発します。その補助座席にはフィオの姿がありました。初めて自分の手で作った飛行艇をテストもしないで引き渡すことができないといってポルコに頼み込んで乗せてもらったのでした。

一方そこの頃アドリア海ではポルコを倒したカーチスが、飛行艇乗りの憧れでホテル・アドリアーノの歌手ジーナに求婚しますが、それを断り、ポルコの帰りを待ちます。ジーナはポルコの事が好きなようですが、ポルコは豚。そのあたりの事情はどうやらポルコが人間だったころにあるようです。
アドリア海に戻ったポルコはすぐにマンマユート団に発見され、カーチスと対決することになりますが、ジーナに振られたカーチスはフィオを見て一目ぼれしてしまい、フィオをかけてのポルコVSカーチスの決闘がはじまります。この世紀の対決を見ようとイタリア中の空賊たちが集まってきました。はじめは飛行艇での勝負でしたが、決着がつかず、両者飛行艇を降りて海中での戦いとなり、最後はボクシング対決となります。
一方世紀の対決の情報はイタリア空軍にも伝わり、集まる空賊たちを一網打尽にする絶好のチャンスということで、空軍が空軍捕獲作戦を計画します。この情報を察知したジーナは急いで対決の現場に向かいます。
対決は辛くも両者のノックアウトかと思われたとき、ジーナが現場に到着し、その声を聴いてポルコが何とか立ち上がったことで、ポルコが勝利。無事にフィオもカーチスから守ったのでした。空賊たちもジーナから空軍の情報を聞き散会していきました。
物語の中ではポルコがなぜ豚になったかは明らかにされていませんが、「飛べない豚はただの豚だ」というセリフやジーナがカーチスを振ってポルコを待ち続けていることからもポルコがかつて魅力的な飛行艇乗りだったことが伺われます。紅の豚は豚が主人公の物語ではありますがカッコいい男たちの物語です。

おもひでぽろぽろ(1991)


【監督】高畑勲

1982年の夏、滞在先の山形で岡島タエ子27歳は、ふと1966年頃のタエ子10歳の思い出が想起され、懐かしく思います。田舎にあこがれていた彼女は、勤務先である東京の会社に休暇願を出して、山形の親類の家に夏の間だけ居候していました。農家の仕事を手伝いながら、その忙しい日々に充足感を抱いていくタエ子。また、サラリーマンから出戻り、有機栽培農業をやるという強い目標を持つトシオにも惹かれていきます。

そんな27歳の夏を過ごしながら思い出した10歳の頃のタエ子もまた、その日その日を子供なりに一生懸命生きていました。分数の計算に悩んでいたことだったり、パイナップルが美味しくないと知ったり、我がままを言って一度だけ父親にぶたれた日のことだったり、初恋の同級生との淡い思い出だったり、と。

山形での生活に惹かれながらも、自分の気持ちに自信がない27歳タエ子は、ついに現実から逃げ出してしまいます。そしてまた思い出すのです。10歳の頃のタエ子もこうやって思い悩んでいたと。10歳のタエ子は好きだった同級生と突然お別れすることになり、それが苦い思い出として今でも残っていました。雨の中泣いてしまった27歳のタエ子に、トシオは優しく励まします。優しい思い出と苦い思い出のはざまでタエ子はどう決断するのでしょうか。

魔女の宅急便(1989)


【監督】宮崎駿

この作品は宮崎駿監督のスタジオジブリ長編映画作品で初めての他者の原作によるもので原作は角野栄子さんの同名の児童書である。魔女のお母さんと普通の人間のお父さんから生まれた主人公のキキが魔女になるため他の町で色んな経験をし成長していく姿を描いている。魔女には13歳で独り立ちするという掟がある。満月の夜に黒猫のジジとお父さんのラジオを持って魔女のいない町を探して旅立っていく。

綺麗な満月の夜だったが急に雨が降ってくる。急遽電車の中で雨宿りし、そこで一夜を明かした。朝起きて外を見るとどこまでも続く海が広がっていた。キキは綺麗な海と時計台に惹かれ、この町に住むことを決意する。最初にコリコの町に降り立とうとした時バスにぶつかりそうになり警察沙汰になる。町の人の反応も冷ややかで希望いっぱいでやってきたキキは自信を失いかける。ですがふとしたきっかけからグーチョキパン店のおかみさんのおソノさんに出会う。

優しいおソノさんに支えられながらほうきで飛べることを利用して魔女の宅急便を始める。最初はなかなかうまくいかず、魔法が弱くなり飛ふ事が出来なくなった事もあったが色々な荷物を運びながら色んな人との出会いを通じて大きく成長していく物語。

火垂るの墓(1988)


【監督】高畑勲
舞台はまさに戦時中。14歳の兄▪清太と、4歳の妹▪節子。ドロップの缶の中から出てきた白い破片から、節子がパッと姿を出す…時は戻り、空襲から逃れるも母親とはぐれてしまい、清太が再会した時にはもう…途方にくれる清太だが、妹がいる事で何とか保つ事ができ節子に母親が亡くなった事は知らせないまま、親戚を頼りに居候する事になるが、そこの叔母さんは清太や節子に冷たく接する。
お風呂の帰りに清太が節子にドロップをあげ、節子はとても喜び…
後にそのドロップ缶は清太にとって忘れられないものとなる。

よくよく考え嫌になったのか清太は節子を連れて家を出る決意をする。楽しい暮らしだった…誰にも遠慮せず、文句も言われず、2人で好きな事をして過ごす毎日。しかし、そんな日も長くは続かない。

とある時、戦争で兵隊としてかり出されていた父親がなくなったという知らせを聞き、絶望的になり帰宅した清太。そんな中、節子は『栄養失調』になり日に日にみるみるうちに元気をなくし弱って行ってしまう。

14歳の兄は、妹を守りきる事ができるのか?!兄妹は、無事に元気に暮らす事ができるのか?戦時中に、父親母親共に亡くし兄妹だけでささやかで慎ましながらも確かに一生懸命に生きていた…

となりのトトロ(1988)


【監督】宮崎駿

登場人物はお父さんとお母さん、メイとさつきの一家四人と村に住んでる隣人のおばあさんと小学校に通う男の子とお母さん、そして妖精の真っ黒クロスケとチビトトロと大きなトトロです。さつきのお母さんは病気を患っている為村の近くの病院に入院をしていました。お見舞いに行ける様にとお父さんとメイとさつきは村に引っ越しをしました。

村には複数の妖精が住んでいて、メイとさつきは度々目撃をしてました。ある時はバス停にいる所にトトロが現れ猫バスに乗って行き、ある時はメイとさつきを抱え空を飛び一緒にオカリナを吹いたり。

ある日メイとさつきのお母さんの一時退院が決まったのですが退院の数日前に退院の取り消しの連絡が来てしまいました。
メイとさつきはひどく落ち込み不安になり元気を失くしました。しばらくしてメイが居なくなった事に気付いたさつきは村中探し回りましたが見つからずトトロにお願いをしに森に入りました。トトロは猫バスを呼びさつきを乗せ行き先をメイにし、メイの居る所まで連れて行ってくれました。

2人の再会を見た猫バスは次の行き先をお母さんが入院してる病院にしました。2人はトトロや猫バスのお陰で入院中のお母さんとお見舞いに来たお父さんの姿を見て安心し笑顔になりました。メイと、さつきは一緒にオカリナを吹き、物語は終わります。

天空の城ラピュタ(1986)


【監督】宮崎駿

天空の城ラピュタはジブリ作品の中でも初期の作品であり、監督は宮崎駿で、スタジオジブリの原点とも言える名作中の名作です。そんな天空の城ラピュタの名場面は少女シータが光に包まれて空から降りてくるシーンでそれを助けた少年パズーとの出会いの場面でもあります。ちなみにシーターが亡き母より受け継いだ不思議な石はその昔ラピュタで作られた飛行石で、ラピュタとは空に浮かぶ伝説の城を指します。その飛行石を奪おうとする人達からパズーはシーターを守り行動を共にします。

登場人物は正義感溢れる少年のパズーと飛行石を持つヒロインのシーター、あとは空中海賊のドーラ一家の人々、飛行石を狙う政府や軍の関係者であるムスカをはじめ個性的なキャラクターが大勢出てきます。ジブリ作品の特徴としてはどこか不思議な世界観、魅力的なキャラクター、そして作品ごとにあるテーマで、この作品は一見普通の少女であるシーターの芯の強さも見所です。

物語のラストはシーターが昔教わっていた滅びの言葉である「バルス」を唱えることで飛行石は強い光を発して城が崩壊していきます。崩壊しながら空高くへ浮かんでいくラピュタは幻想的で、また過ぎた力、文明について考えさせられる作品でもあります。

風の谷のナウシカ(1984)


【監督】宮崎駿

火の七日間と呼ばれる大戦争の後、人類の多くは滅びて腐海と呼ばれる毒の瘴気を放つ森が広がった。腐海は巨大な蟲たちに守られ、腐海を焼き払おうとした人々は虫に食われてしまい、今もなお腐海は拡大の一途を辿っていた。そんな中、風によって守られた風の谷に住む王女ナウシカは腐海探検をするようなかわり者。その日も腐海へと出かけたナウシカは王蟲の抜け殻を発見する。そして王蟲に襲われるユパを持っていた閃光玉と蟲笛で見事に救い出した。

ナウシカは蟲とも心通わせる優しい少女だった。そんな彼女に転機が訪れたのはその日の夜の事であった。トルメキアの大型輸送船が蟲に襲われながら風の谷上空を通過していったのだ。何とか助けようと奮闘するナウシカであったが大型輸送船はコントロールを失い墜落してしまう。その中に燃え残った積み荷には何やら不気味に鼓動する肉塊のようなものが…。
大型輸送船についた腐海の胞子を焼き払う暇もなく今度は突如トルメキアの兵士が風の谷に攻め込んでくる。あっという間に占領されてしまう風の谷。ナウシカは捕虜としてトルメキアへと連行される事となる。トルメキアは輸送船に積まれていた巨大な肉塊を風の谷の城へと運び込み何やら怪しげな事をはじめる。

果たして風の谷とナウシカの運命はどうなるのか。輸送船に積まれていた巨大な肉塊は一体何なのか。突如襲い掛かってきたトルメキアの王女クシャナの真の狙いとはいったい何なのか。圧倒的スケールで描かれるSFファンタジーの金字塔『風の谷のナウシカ』

画像出典:http://www.ghibli.jp/

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