初代NA系【ロードスター】1989〜1997

初代ロードスターは1989年に発売を開始した、国産のライトウェイトスポーツカーです。この時はまだ、名前も『マツダ・ロードスター』ではなく『ユーノス・ロードスター』でした。この車の開発コンセプトは「人馬一体」。この理念は、4代目となる現行のロードスターまで色濃く受け継がれています。
1960年代のヨーロッパで黄金期を築いた、軽量なボディで軽快な操縦性を楽しむことができるような車を、国内で発売したいという当時のマツダのエンジニアたちの思いによって開発されました。
駆動方式は、当時の乗用車のほとんどがFFの駆動方式へ移行していたのにも関わらず、軽快で直観的な運転を可能にするためにFR駆動を選択されています。また、サスペンションも当時のマツダでは初だったダブルウィッシュボーン方式が採用されています。これにより、駆動部の剛性を高めることに成功。アクセルレスポンスの高さや、シフト心地よさを実現することに成功しているのです。
また、ボンネットフードやエンジンのシリンダーヘッドカバーをアルミ製に変えたり、マフラーには鋳鉄製の物ではなくステンレスの素材の物を採用するなど、徹底した軽量化が図られています。そのため、車重は940kg~950kg。AT車であっても980kgしかないのだから驚きです。
搭載されているエンジンも決して大排気量のモノではなく、NA1600ccのc直列4気筒DOHC4バルブのエンジンです。このエンジンのベースは、当時の『マツダ・ファミリア』に搭載されていたB6型エンジンでしたが、横置きから縦置きへの変更や前述した通り、軽量部品を使って改良が施されています。これによりベースとなったエンジンよりもレブリミットは200rpm、最高出力に至っては5psもの上昇に成功しています。雨の多い日本で、幌を使ったオープントップを採用するなど「軽量・小型」というこだわりが徹底された車なのです。

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