【宮崎駿監督】ジブリ作品/歴代アニメ一覧

出典:ja.wikipedia.org

自らが原作を描いた「風に谷のナウシカ」を大ヒットさせて設立したスタジオジブリのアニメーターとして「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」、「天空の城ラピュタ」などの大ヒット作を監督し、老若男女を問わず幅広い層から支持されていて、日本アニメ界の興行収入などの記録を塗り替えている国内で最も成功している最強のアニメ監督の一人です。

ナウシカもそうですが初期の頃は「指輪物語」などを連想させるような壮大なスケールの世界感で主役の女の子が大冒険を繰り広げるような感動的な作品が多いですが、後期は「紅の豚」、「もののけ姫」や「風立ちぬ」のような男性が主人公の環境破壊や戦争の矛盾などを扱ったような社会問題をテーマにした作品が多いです。そして全体的に娯楽映画ですが、時代時代の問題を考慮した常に強いメッツセージ性を含む作品を多く作っています。

また音楽などにも強い思い入れがあり初期からは久石譲さんが音楽を担当していますが、「もののけ姫」では当時まだ珍しかったカウンターテナーと呼ばれる裏声を使って歌われた曲を主題歌にしたり、「風立ちぬ」ではボイスパーフォーマンスを効果音などに全面に取り入れ、声優に「新世紀エヴァンゲリオン」の監督である庵野秀明さんを起用したりしています。

宮崎駿監督 ジブリ作品一覧

風立ちぬ(2013)


【監督】宮崎駿

飛行機が好きな堀越二郎は、幼少から飛行機に憧れそれは大人になってもそのままで、大学を卒業し飛行機を製作する企業に入社します。当時は飛行機は軍用ですが、いつかみんなが飛行機を楽しむことができる日もくると信じ仕事に打ち込みます。その最中、かつて震災の時に助けた少女と再開し、二人は結婚を近うものの、彼女の病気が発覚します。
戦争を目前にした昭和の時代に、飛行機作りに夢をかけた一人の男性と、病気と戦いながらもそれを支えた妻の物語です。
戦争に突入する時代に翻弄され、飛行機は夢を運ぶ楽しいものではなく、軍用として弾薬を搭載しますが、それでも作りたいものを作りたい、と没頭する一人の青年の行き着く先は、決してハッピーエンドとは言えないものの、心の師であるイタリアの飛行機製作者カプローニに支えられながら、どれだけ絶望的な状況でも夢を叶えようとすること、そしてその先にあるものはなんなのかを教えてくれます。
今とは全く違う昭和の時代を背景にしながらも、夢を追う若者や、男女の恋愛は今に通じる普遍的な感覚を共有していて、かつていた自分たちのような青年の思いがひしひしと伝わってきます。単なる戦争映画や悲恋の映画ではない、生きるというこを見せてくれる映画です。

コクリコ坂から(2011)


【監督】宮崎駿

東京オリンピックを間近に控えた横浜の街にある、歴史ある高校では、一つの問題が持ち上がっていた。戦前以来の伝統がある校舎を作り変えるか否かという、自分たちの「社会」に関わる問題に、学生たちは大いに盛り上がり、エネルギーを費やして、自らの「解放区」さえ構築しつつあった。
そんな活力溢れる学校に通う少女、海は、取り壊し反対のパフォーマンスを行っていた俊を助けたところを写真に撮られたが、それがきっかけで「名誉の負傷」をした俊の新聞作りを手伝ったりと徐々に仲を深めていく。
二人の間には甘やかなラブシーンは存在せず、より穏やかで確かな心の結びつきと、そして自らの出生にも関わるような、「秘密」の共有があるだけだった。
学生の自主性が大々的に認められつつあった戦後の一時期、管理教育やスポ根スパルタが全盛になるまでのごくわずかな間だったが、大学生のみならず高校生たちまでもが、自分自身で何が大事なのか、守るべきものは何かを考え抜き、しかし卑屈にも暗くもならずに青春を謳歌できた時代が確かにあった。本作の海たちの清潔さと堂々とした立ち居振る舞いはその当時の模範的な学生、あるいは当時の青春映画に出演していたスターを思わせる。校内を二分するような争いを真っ向から解決しようとする海たちの姿は本作のハイライトだが、同時に彼らの恋愛模様を端的に示しているとも言える。
決して今時とは言えないが、今の時代に必要な何かを海たちを通じて実感できる、そんな作品である。

崖の上のポニョ(2008)

【監督】宮崎駿

海沿いの漁村に住む幼稚園の男の子と、彼に助けられて魚の物語です。ポニョは海底に住む人面魚で、同じく海底に住む研究者である人間のお父さんと、海女神であるお母さんの間に生まれます。頑固で活発で行動力のあるポニョは、海で助けてくれた男の子、そうすけに再会するため、海から飛び出し津波を起こして人間になり、会いに行きます。

ポニョとそうすけの楽しい生活が始まりますが、それもつかの間、町では台風の影響で大津波が発生し、町は海に沈んでしまいます。そこから、そうすけのお母さんに会いに行くため、二人は奮闘します。ポットは不思議な力でおもちゃ船を大きくし、古代魚が泳ぐ町をおもちゃの船で進みます。
ちょっとたよりないけれど心やさしいそうすけと、活発で手のつけられない元気いっぱいのポニョが見ていてほほえましい作品です。そうすけのお母さんが働く老人ホームにいる、偏屈なおばあさんトキさんとの交流はほほえましく、海に沈んだ町ではしゃぐおばあさんたちはとても可愛らしく描かれており、絵本のような世界が広がっています。
それでもそこはさすがジブリなので、ポニョとそうすけの大きな決断には、こちらも嬉しくて涙してしまいます。ポニョという一人の女の子の行動力と元気が印象的なアニメです。

ハウルの動く城(2004)


【監督】宮崎駿

華やかで可愛い妹とは違い、冴えない容姿に可愛くない性格のソフィー。両親から譲り受けた帽子屋でこつこつ仕事をしているのが大好きでした。そんなソフィーはある日困っているところを、美しい顔立ちの青年・ハウルに助けてもらいます。

ほんのつかの間、素敵なデートをする二人でしたが、その為に荒野の魔女に目をつけられてしまいます。荒野の魔女の呪いにより、ソフィーはしわくちゃのお婆さんになってしまいました。家にも帰れなくなりさ迷うソフィーは、不思議なカカシ・カブによって、荒野を歩く「動く城」と出会います。それは、先ほどの青年ハウルの動く城で、その城の動力は火の悪魔カルシファーのものでした。カルシファーは、現状に不満を感じており、ハウルとの契約を解いて欲しいとソフィーに頼みます。

不思議な縁のもと、お婆さんになったソフィーは、ハウルの動く城の掃除婦として、彼らと住むことになりました。最初は素敵に思えたハウルですが、実生活になるとまるでダメで、そんなハウルの世話をソフィーは焼くはめにもなります。大変でもにぎやかで楽しい生活を送るソフィー達でしたが、戦争が始まったことで事態が変わります。王の魔法使いのマダム・サリマンからの招待が、彼らを運命を翻弄しはじめます。

千と千尋の神隠し(2001)


【監督】宮崎駿

どこにでもいそうな、いたって普通の10歳の女の子・千尋がある日両親と新居に引っ越しで向かう途中、ある不気味なトンネルを見つけます。両親と共に千尋もトンネルを抜けると、そこには無人の食堂に様々な食べ物が並ぶ異様な光景が広がります。両親は千尋が止めるのも聞かず、食堂に並ぶ食べ物を無断で食べ始めてしまいました。その後、両親は何かに取り憑かれたように食べ続け、両親は豚に姿を変えられてしまいました。

驚いた千尋はあたり見渡し帰り道を探そうとしますが、見つかりません。パニックになっていた時にハクという少年に会い、ここは人間が来てはいけない神々が住む世界だという事を教えてくれ、千尋を助けるために、この世界で千尋がどうすればいいかを教えてくれました。助かるためには、「湯屋」という所で「仕事」をもらい「働く」事。湯屋の主人である「湯婆婆」に仕事をもらえるように会いに行く事だと教えてくれました。
ハクに助けをもらい、色々な障害を乗り越え何とか湯婆婆に会う事ができた千尋は湯屋で働かせてもらうよう懇願し、なんとか許しをもらいましたが、その代わり湯婆婆に千尋と名前を奪われ、「千」という新たな名前で湯屋で働くことになりました。
普通の女の子千尋が、元の世界に帰るため、両親を元の姿に戻すため、様々な人の力を借りながらも湯屋の中で働き、少しづつ成長していくお話です。

もののけ姫(1997)


【監督】宮崎駿

東の国の部落に住むアシタカは、平穏な暮らしを送っていた。そこに突如やってきたのは「祟り神」。祟り神は猛獣とも何とも形容しがたい姿で、アシタカに呪いを与える。呪いを受けたアシタカは将来部落を背負う若人として期待されていたが、呪いを受けたことで部落を出ることになる。占いで出た結果には遥か西の国よりその祟り神がやって来たという。アシタカはその呪いの元凶を探るために、西の国に向け旅立つこととなる。

旅を続け、西に進路を取る途中、地侍たちの戦などに遭遇するが、呪いの力により幾度の危機を乗り越える。その呪いの力を使うたびに呪いの力に自分が支配されていくことに気付いたアシタカは、呪いの元凶を見つけることで呪いを解くことができるかもしれないと信じ、更に西へと歩を進める。西の国に近付いた頃、手負いの人間を救いある森を通り、その手負いの者の国へとたどり着く。その地は「タタラバ」と呼ばれる土地で、山を切り開き鉄の採掘・錬成所として生計を立てている国であった。タタラバでは日夜、森に棲む生物たちとの争いに苛まれていたが、そのタタラバを統率するのが女当主である「エボシ」であった。

エボシは石火矢と呼ばれる鉄砲を作り、地侍や森に棲む生物たちの争いに備えていた。そんな折、タタラバにやって来たのは森を守る山犬である「モロ一族」と、そのモロ一族に赤子の頃から育てられた人間の「サン」。この「もののけ姫」ことサンは森へ侵攻するエボシ率いるタタラバの面々を滅ぼすべく、幾度となく戦いを仕掛けてきた。もののけ姫が人間であるということを知ったアシタカは、不要な争いを避けるべく、エボシともののけ姫の間に入り、戦いを仲裁する。

いつしかアシタカは森の生き物と人間が共存する道を探るようになっていたのだ。そんなアシタカの願いとは裏腹に争いは激化していく。森を守る為、西の国よりも更に西方からやってきた「オッコトヌシ」率いるイノシシの群れが人間に戦いを挑む。そんなイノシシの群れを迎え撃ち、更に森の守り神である「シシガミ」の首を狙い森に入るエボシたち。エボシの留守を狙ってタタラバを襲う地侍たち。至る所で争いが繰り広げられる中、すべての争いを止めるべく奔走するアシタカともののけ姫のサン。アシタカとサンは全ての争いを止め、平穏な生活を取り戻すことはできるのだろうか。そして、アシタカが受けた呪いは解けるのだろうか。

紅の豚(1992)


【監督】宮崎駿

作品の舞台は第1次大戦後の世界大恐慌の頃のイタリア、アドリア海です。主人公は豚の姿をしたポルコ・ロッソ。飛行艇乗りで、真紅の飛行艇が愛機です。飛行艇を乗り回す海賊ならぬ空賊たちを相手にする賞金稼ぎをしています。ポルコはもともとイタリア空軍のエースでしたが、戦争後退役して賞金稼ぎをしています。なぜ豚の姿なのかはわかりません。
このポルコを目の敵にしているのがマンマユート団と呼ばれる空賊で、彼らはいつもポルコにやられてばかりです。そんなこともあってマンマユート団が打倒ポルコを目指し、助っ人を依頼したのがアメリカ人のカーチスです。カーチスとの初戦、ポルコは破れてしまい、ポルコの飛行艇も撃墜されてしまいます。飛行艇を失ったポルコは昔なじみのミラノにあるピッコロ社に新たな機体の作成を依頼します。

そこで飛行艇の設計を任されたのがピッコロの孫で17歳の少女フィオでした。ポルコはフィオがあまりに若く、女の子でもあったので愛機設計を任せることをためらいましたが、フィオの情熱に負け、愛機を任せることにしました。
イタリアの政権にも目をつけられていたポルコは、ミラノでもイタリア政府の手のものに付け狙われますが、ようやく愛機も完成し、間一髪のところで政府の追ってから逃れるためにアドリア海へ出発します。その補助座席にはフィオの姿がありました。初めて自分の手で作った飛行艇をテストもしないで引き渡すことができないといってポルコに頼み込んで乗せてもらったのでした。

一方そこの頃アドリア海ではポルコを倒したカーチスが、飛行艇乗りの憧れでホテル・アドリアーノの歌手ジーナに求婚しますが、それを断り、ポルコの帰りを待ちます。ジーナはポルコの事が好きなようですが、ポルコは豚。そのあたりの事情はどうやらポルコが人間だったころにあるようです。
アドリア海に戻ったポルコはすぐにマンマユート団に発見され、カーチスと対決することになりますが、ジーナに振られたカーチスはフィオを見て一目ぼれしてしまい、フィオをかけてのポルコVSカーチスの決闘がはじまります。この世紀の対決を見ようとイタリア中の空賊たちが集まってきました。はじめは飛行艇での勝負でしたが、決着がつかず、両者飛行艇を降りて海中での戦いとなり、最後はボクシング対決となります。
一方世紀の対決の情報はイタリア空軍にも伝わり、集まる空賊たちを一網打尽にする絶好のチャンスということで、空軍が空軍捕獲作戦を計画します。この情報を察知したジーナは急いで対決の現場に向かいます。
対決は辛くも両者のノックアウトかと思われたとき、ジーナが現場に到着し、その声を聴いてポルコが何とか立ち上がったことで、ポルコが勝利。無事にフィオもカーチスから守ったのでした。空賊たちもジーナから空軍の情報を聞き散会していきました。
物語の中ではポルコがなぜ豚になったかは明らかにされていませんが、「飛べない豚はただの豚だ」というセリフやジーナがカーチスを振ってポルコを待ち続けていることからもポルコがかつて魅力的な飛行艇乗りだったことが伺われます。紅の豚は豚が主人公の物語ではありますがカッコいい男たちの物語です。

魔女の宅急便(1989)


【監督】宮崎駿

この作品は宮崎駿監督のスタジオジブリ長編映画作品で初めての他者の原作によるもので原作は角野栄子さんの同名の児童書である。魔女のお母さんと普通の人間のお父さんから生まれた主人公のキキが魔女になるため他の町で色んな経験をし成長していく姿を描いている。魔女には13歳で独り立ちするという掟がある。満月の夜に黒猫のジジとお父さんのラジオを持って魔女のいない町を探して旅立っていく。

綺麗な満月の夜だったが急に雨が降ってくる。急遽電車の中で雨宿りし、そこで一夜を明かした。朝起きて外を見るとどこまでも続く海が広がっていた。キキは綺麗な海と時計台に惹かれ、この町に住むことを決意する。最初にコリコの町に降り立とうとした時バスにぶつかりそうになり警察沙汰になる。町の人の反応も冷ややかで希望いっぱいでやってきたキキは自信を失いかける。ですがふとしたきっかけからグーチョキパン店のおかみさんのおソノさんに出会う。

優しいおソノさんに支えられながらほうきで飛べることを利用して魔女の宅急便を始める。最初はなかなかうまくいかず、魔法が弱くなり飛ふ事が出来なくなった事もあったが色々な荷物を運びながら色んな人との出会いを通じて大きく成長していく物語。

となりのトトロ(1988)


【監督】宮崎駿

登場人物はお父さんとお母さん、メイとさつきの一家四人と村に住んでる隣人のおばあさんと小学校に通う男の子とお母さん、そして妖精の真っ黒クロスケとチビトトロと大きなトトロです。さつきのお母さんは病気を患っている為村の近くの病院に入院をしていました。お見舞いに行ける様にとお父さんとメイとさつきは村に引っ越しをしました。

村には複数の妖精が住んでいて、メイとさつきは度々目撃をしてました。ある時はバス停にいる所にトトロが現れ猫バスに乗って行き、ある時はメイとさつきを抱え空を飛び一緒にオカリナを吹いたり。

ある日メイとさつきのお母さんの一時退院が決まったのですが退院の数日前に退院の取り消しの連絡が来てしまいました。
メイとさつきはひどく落ち込み不安になり元気を失くしました。しばらくしてメイが居なくなった事に気付いたさつきは村中探し回りましたが見つからずトトロにお願いをしに森に入りました。トトロは猫バスを呼びさつきを乗せ行き先をメイにし、メイの居る所まで連れて行ってくれました。

2人の再会を見た猫バスは次の行き先をお母さんが入院してる病院にしました。2人はトトロや猫バスのお陰で入院中のお母さんとお見舞いに来たお父さんの姿を見て安心し笑顔になりました。メイと、さつきは一緒にオカリナを吹き、物語は終わります。

天空の城ラピュタ(1986)


【監督】宮崎駿

天空の城ラピュタはジブリ作品の中でも初期の作品であり、監督は宮崎駿で、スタジオジブリの原点とも言える名作中の名作です。そんな天空の城ラピュタの名場面は少女シータが光に包まれて空から降りてくるシーンでそれを助けた少年パズーとの出会いの場面でもあります。ちなみにシーターが亡き母より受け継いだ不思議な石はその昔ラピュタで作られた飛行石で、ラピュタとは空に浮かぶ伝説の城を指します。その飛行石を奪おうとする人達からパズーはシーターを守り行動を共にします。

登場人物は正義感溢れる少年のパズーと飛行石を持つヒロインのシーター、あとは空中海賊のドーラ一家の人々、飛行石を狙う政府や軍の関係者であるムスカをはじめ個性的なキャラクターが大勢出てきます。ジブリ作品の特徴としてはどこか不思議な世界観、魅力的なキャラクター、そして作品ごとにあるテーマで、この作品は一見普通の少女であるシーターの芯の強さも見所です。

物語のラストはシーターが昔教わっていた滅びの言葉である「バルス」を唱えることで飛行石は強い光を発して城が崩壊していきます。崩壊しながら空高くへ浮かんでいくラピュタは幻想的で、また過ぎた力、文明について考えさせられる作品でもあります。

風の谷のナウシカ(1984)


【監督】宮崎駿

火の七日間と呼ばれる大戦争の後、人類の多くは滅びて腐海と呼ばれる毒の瘴気を放つ森が広がった。腐海は巨大な蟲たちに守られ、腐海を焼き払おうとした人々は虫に食われてしまい、今もなお腐海は拡大の一途を辿っていた。そんな中、風によって守られた風の谷に住む王女ナウシカは腐海探検をするようなかわり者。その日も腐海へと出かけたナウシカは王蟲の抜け殻を発見する。そして王蟲に襲われるユパを持っていた閃光玉と蟲笛で見事に救い出した。

ナウシカは蟲とも心通わせる優しい少女だった。そんな彼女に転機が訪れたのはその日の夜の事であった。トルメキアの大型輸送船が蟲に襲われながら風の谷上空を通過していったのだ。何とか助けようと奮闘するナウシカであったが大型輸送船はコントロールを失い墜落してしまう。その中に燃え残った積み荷には何やら不気味に鼓動する肉塊のようなものが…。
大型輸送船についた腐海の胞子を焼き払う暇もなく今度は突如トルメキアの兵士が風の谷に攻め込んでくる。あっという間に占領されてしまう風の谷。ナウシカは捕虜としてトルメキアへと連行される事となる。トルメキアは輸送船に積まれていた巨大な肉塊を風の谷の城へと運び込み何やら怪しげな事をはじめる。

果たして風の谷とナウシカの運命はどうなるのか。輸送船に積まれていた巨大な肉塊は一体何なのか。突如襲い掛かってきたトルメキアの王女クシャナの真の狙いとはいったい何なのか。圧倒的スケールで描かれるSFファンタジーの金字塔『風の谷のナウシカ』

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