新海誠監督【秒速5センチメートル】


美しい綺麗な自然を描写する新海誠監督の3作目。タイトルの「秒速5センチメートル」は、舞い落ちる桜の花びらのスピードを表し、この作品では桜の舞い散る映像が美しく描かれています。本作品は三部作で構成されており、中学生時代の「桜花抄」、高校生時代の「コスモナウト」、社会人となった「秒速5センチメートル」と少年の成長と共に描かれる切ないラブストーリーです。
第一部では、転校生同士の主人公貴樹と明里が東京の小学校で出会い打ち解け合うところから始まります。仲良くなった二人ですが、卒業のタイミングで明里が栃木県に引っ越すことになり、会うことの出来ない二人は手紙で連絡を取り合っていました。しかし次は貴樹が鹿児島に引っ越すことになり、さらに二人の距離が離れる前に貴樹は栃木の明里の元へ駆けつけるために電車で向かう予定が大雪に見舞われてしまいます。
第二部は貴樹が中学2年で引っ越した鹿児島県の種子島でのストーリー。高校生の花苗は、同級生の貴樹に中学生の頃から片想いしていました。高校卒業の年、花苗は進路も決まっておらず、趣味であるサーフィンも上手くいかず落ち込んでいました。しかし貴樹が東京の大学へ進むことを知り、花苗は決意を胸に大きな波に挑み、そして成功しました。その決意とは貴樹に想いを伝えること。しかし待っていたのは悲しい結末でした。
第三部は社会人として東京で働く貴樹の物語です。仕事に明け暮れ、恋人にも心が向かず、貴樹は昔を思い返します。そして一人の女性のことだけを常に想い追い掛け続けていたことに気付きます。会社を退職した貴樹が小学生の頃に歩いた踏切で明里に似た女性とすれ違います。踏切を渡り、振り返った貴樹の目の前を電車が通り抜けた時には彼女の姿はどこにもありませんでした。

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